わたし:「明日の16時までに、例のやつお願いね」
夫:「うん、わかったよ」
↓
(翌日のお昼)
わたし:「あれ、できた?」
夫:「えっ…明日じゃなかったっけ?」
わたし:「………(一瞬、殺意)」
うちの夫だけかと思っていたら、違った…
お願いしたはずのことを、すっかり忘れられている。
時間も伝えたし、念押しもした。
それなのに、「あれ、今日だったっけ?」なんて言われると、
ガクッときて、正直、腹が立ってしまいます。
うちではこのパターンが、もう歴史上何度も繰り返されてきました。
最初の頃は、「わざと?」「バカにされてるのか?」と本気で思っていました。
でも、どうやら本当に“そうなってしまう”らしくて…。
夫自身も「なんでなんだろうね?忘れちゃうんだよね」と、首をかしげています。
忘れてしまうのには、理由があるようです
実は、男性には「今集中していること以外が記憶に残りにくい」傾向があるそうです。
(もちろん、個人差はあります)
女性は「全体のバランスを見て予定を組み立てる」ことが得意。
一方で、男性は「一つのことに集中する」ことが得意な傾向があります。
たとえば料理。
女性は複数の料理を同時並行で仕上げることが多いのに対し、
男性は一品ずつ丁寧に作ることが多い――という話、聞いたことありませんか?
(うちの夫はまさにこれです)
この違いは、日常の中の “お願いごと” にも表れてくるんですね。
つまり、目の前のタスクとつながっていないお願いごとは、
うまく記憶に残らないことがあるというわけです。
どうすれば、ちゃんと伝わるの?
これは、わたし自身も試行錯誤してきたところですが、
今のところたどり着いた結論はシンプルです。
✔︎ 日時が決まっているお願いごとは、近づいたタイミングで再度伝える
→ むしろ、何度でも言ってOK。意外と嫌がられません。
✔︎ 同じお願いでも、タイミングが変わると忘れます
→ リマインドは毎回セットで。しつこいくらいがちょうどいい。
✔︎ 「これはとても大事なんだ」と最初に一言添える
→ 相手の中での優先順位が上がりやすくなります。
一番伝えたいのは、実は「気持ち」
でもね、やってくれるかどうかよりも、
本当は「私の気持ちをちゃんと聞いて、受け止めてくれているかどうか」のほうが大事だったりします。
だから、お願いを忘れられると
「私は後回しなのかな」「軽く見られているのかな」って、どこかで感じてしまう。
でも、“忘れる” ことと、“大切にしていない” ことは別なんですよね。
やってもらうことは、対等な関係性の中にある
お願いごとをする。
頼まれたことをする。
それをやってもらう、という日々のやりとりは、
愛情があるかないか、というよりも
対等な関係の中で、お互いのニーズを伝え合うことだと感じています。
うまくいかないとイライラするし、
「自分でやった方が早い」と思うこともある。
正直、イライラしながら待つくらいなら
最初から全部自分でやった方がマシ、と思っていた時期もありました。
でも、「やってもらう」ことって、
実はとても大切なんですよね。
その先に生まれる、協力の実感
そしてもうひとつ。
こうした小さなやりとりが少しずつうまく回るようになると、
「協力してる」「支え合ってる」という実感が生まれてきます。
完璧にできたかどうかよりも、
「お互いが、がんばってるよね」っていう、
見えない信頼や安心が、少しずつ積み重なっていく。
だからこそ、「伝え方」を大切にしたい
だから、「伝え方」にちょっとだけ手間をかけてみる。
「そこまでやらんといかんのかい?!」と思いながらも、
やってみると案外、自分自身もラクになれるんです。
それは、ただイライラを減らすためじゃなくて
お互いが心地よく過ごすための小さな工夫。
これは、我が家のリアルな日常の一コマです。
「あるある」と笑えるうちはまだ平和。
でもその中には、小さな本音やすれ違いが隠れていることもあります。
だからこそ、お願いごとひとつにも
ときどき立ち止まって、話してみる時間があるといいなと思うのです。
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